「秋の紅葉みたいな色になっていい感じ」 ――― ヘナ髪の仕上がり

70代の常連様におっしゃって頂きました。
私もそう言ってもらえて嬉しいです。

 

ヘナのオレンジ色は、人それぞれ髪質や白髪の量で、発色が違います。
そして時間を置くとオレンジに深みが出ます。

 

オレンジが派手に見えるから、インディゴにしよう…というより、逆にオレンジを更に重ねるのも1つの色を落ち着かせる方法です。

ヘナ


同じヘナ色でも、真っ黒でヘアカラーでも出せる色の染め方は、

➀インディゴを重ねて塗り過ぎ、または時間の置きすぎです。
ご自分で染めてらっしゃる方に多いパターンです。

➁「リタッチ技術がない方でインディゴを使用してる」
このパターンも黒染めになります。毛先にインディゴを塗らなくていいのに毎回塗ってしまってるパターン

1度黒く染まった色は、明るくする事は出来ません。これはヘアカラーでも同じです。黒から明るくする事は、ブリーチ剤を使っても困難です。

あとは白髪の多い方でサロンでもやる方法として、オレンジで染めて2度めにインディゴで染めるという2度染です。

 

これはかなり入りも良く染めた後、ややグリーンの褐色をしてますが、時間が経つと馴染んで黒っぽく沈んだ色になり、もう少し日にちが経つと、表面のインディゴが落ちて少し赤ワインのような深みのあるレッドが出てきて、美しいです。

 

 

すなわち、「カメレオンカラー」とも私は言うんですが、日によって変化していくので、またそれも見ててきれいですね。

 

 

お着物の草木染のシーンをテレビなどで見られた事はあるでしょうか。何度も何度も、草木の煮汁を糸に染めてますよね。手作業で2つとして同じ色がない貴重な色味ですね。

 

 

髪色も同じで、髪をかき上げた時の色と、表面に出てる色が違うとまたステキですね。

 

 

私のヘナ染に対する好みでもあるかもしれませんが、立体感や風合いを大切にしたいと思って、お客様の髪を染めております。

 

 

自然界の色で黒はないですしね。

もちろんTPOによっては、オレンジを抑えないといけない時もありますので、そんな時は、ご相談ください。

 

 

あなたは黒染めか、グラデーションカラーかどちらがお好みですか…?

 

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